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09月07日-01号

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  1. 臼杵市議会 2021-09-07
    09月07日-01号


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    最終取得日: 2022-12-11
    令和 3年  9月 定例会---------------------------------------令和3年臼杵市議会9月定例会会議録(第1号)---------------------------------------  令和3年9月7日   -----------------------------------    令和3年9月7日(火曜日)午前10時開会(開議)   ----------------------------------- 1.議事日程第1号  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 継続審査事件について臼杵市議会基本条例検討特別委員長報告  第4 諸般の報告(市長の行政報告)  第5 報告第5号から報告第8号 報告  第6 第57号議案 上程、説明、質疑、討論、採決  第7 第58号議案から第66号議案 一括上程、説明、陳情等4件報告   ----------------------------------- 1.本日の会議に付した事件  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 継続審査事件について臼杵市議会基本条例検討特別委員長報告  日程第4 諸般の報告(市長の行政報告)  日程第5 報告第5号 公益社団法人臼杵環境保全型農林振興公社経営状況を説明する書類の提出について       報告第6号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率の算定について       報告第7号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく資金不足比率の算定について       報告第8号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定)報告  日程第6 第57号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度臼杵市一般会計補正予算 第5号)       上程、説明、質疑、討論、採決  日程第7 第58号議案 臼杵市税特別措置条例の一部改正について       第59号議案 臼杵市みんなで取り組む認知症条例の制定について       第60号議案 臼杵市過疎地域持続的発展計画の策定について       第61号議案 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更について       第62号議案 令和2年度臼杵市水道事業会計歳入歳出決算の認定について       第63号議案 令和2年度臼杵市下水道事業会計歳入歳出決算の認定について       第64号議案 令和3年度臼杵市一般会計補正予算(第6号)       第65号議案 令和3年度臼杵市下水道事業会計補正予算(第1号)       第66号議案 令和3年度臼杵市介護保険特別会計補正予算(第1号)       一括上程、説明、陳情等4件報告   -----------------------------------   出席議員(17名)       1番  河野 巧          2番  川辺 隆       3番  匹田久美子         4番  内藤康弘       5番  伊藤 淳          6番  梅田徳男       7番  広田精治          8番  戸匹映二       9番  奥田富美子        11番  長田徳行      12番  久藤朝則         13番  大塚州章      14番  大嶋 薫         15番  武生博明      16番  吉岡 勲         17番  牧 宣雄      18番  匹田 郁   -----------------------------------   欠席議員(1名)      10番  若林純一   -----------------------------------事務局職員出席者   局長          平山博造   次長          後藤秀隆   副主幹         高橋悠樹   主査          清水 香   -----------------------------------説明のための出席者   市長          中野五郎   副市長         田村和弘   教育長         安東雅幸   教育次長教育総務課長 後藤誠也                      政策監(民生担当)   政策監(総務・企画担当加島和弘               小坂幸雄                      兼部落差別解消推進人権啓発課長   政策監(福祉保健担当)               杉野 等   消防長         平川幸司   兼保険健康課長   財務経営課長      荻野浩一   総務課長        柴田 監   -----------------------------------          午前10時00分 開会 ◎事務局長平山博造君) ただいまの出席議員は17名であります。 ○議長(匹田郁君) ただいま報告のとおり定足数に達しております。 よって、本日の会議は成立いたしました。 これより令和3年臼杵市議会9月定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。   ----------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(匹田郁君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員会議規則第88条の規定により、  長田議員  久藤議員 以上2名を指名いたします。   ----------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(匹田郁君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、会期日程表のとおり、本日から9月30日までの24日間としたいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から9月30日までの24日間と決定いたしました。   ----------------------------------- △日程第3 継続審査事件について臼杵市議会基本条例検討特別委員長報告 ○議長(匹田郁君) 日程第3、継続審査となっております臼杵市議会基本条例検討特別委員会の報告を求めます。 吉岡委員長。     [臼杵市議会基本条例検討特別委員長 吉岡 勲君登壇] ◆臼杵市議会基本条例検討特別委員長(吉岡勲君) おはようございます。臼杵市議会基本条例検討特別委員会委員長の吉岡 勲です。 令和3年3月定例会において、第7回までの特別委員会委員長報告を行いました。本日は、それ以降の経過報告を行います。 まず、第8回特別委員会では、第7回までの特別委員会で再度協議が必要となった条項について議論を深めてまいりました。 その項目といたしましては、1、会派、2、政務活動費、3、情報公開、4、市民参加の機会の充実、5、広報広聴機能の充実、6、市長等との関係です。 委員より多くの意見がありましたが、その中でも特に議論されたのが、政務活動費と広報広聴機能の充実に関する内容でした。 政務活動費につきましては、委員より、その必要性について今後も十分協議していきたいという意見がありました。また、広報広聴機能については、実際に広報誌を発行する場合の具体的な掲載内容広報委員会の必要性、校正の在り方はどうあるべきかという意見が出されました。 次に、第9回特別委員会においては、第8回までに協議が終わらなかった残りの条項について、引き続き議論を深めてまいりました。 項目といたしましては、1、文書質問、2、議決事件の追加、3、議員研修、4、議会活性化委員会です。 その中でも特に議論されたのが、文書質問議会活性化委員会に関する内容でした。 文書質問については、具体的な手続や一般質問との関連性を考えた場合に、その必要性があるのかという意見がありました。また、議会活性化委員会については、この議会基本条例を見直す際に協議する場として必要だと思われるが、常設すべきなのかという意見が出されました。 第9回特別委員会で各条項の再協議が終わりましたので、正副委員長より、これまでの協議内容及び各委員の意見を踏まえた素案を提示し、次の協議に入っていきたいと考えております。 今後も、当市議会の機能強化と活性化に向け、議会基本条例の制定に関し、審査・調査を行ってまいりたいと思っております。 以上で本特別委員会経過報告を終わります。 ○議長(匹田郁君) 以上で特別委員会の報告を終わります。   ----------------------------------- △日程第4 諸般の報告 ○議長(匹田郁君) 日程第4、諸般の報告を行います。 市長より行政報告の申出がありますので、これを許可します。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) おはようございます。 9月定例会の開会にあたりまして、議員各位にはご参集をいただき、付議議案のご審議をいただけますこと、感謝申し上げます。 さきの6月定例会以降、現在までの市政運営事項についてご報告申し上げます。 まず初めに、新型コロナウイルス感染症に関する取組状況についてご報告いたします。 本年4月から5月にかけて、市内でも多くの感染者が確認された変異株を主流とする第4波は、市民皆様方のご協力のおかげをもちまして6月には収束に向かい、6月4日以降56日間にわたり市内感染者が確認されない状況が続いていました。 しかしながら、7月以降、都市部を中心に極めて感染力の強いデルタ株による第5波が本格化する中、夏休みやお盆による人流の増加を背景に、県内においても8月に入り感染者が急増し、大分県は8月16日に感染状況評価を「ステージ3」に引き上げました。 8月21日には、1日当たりの県内感染者数が過去最多となる215人になるなど、いまだ感染拡大は続いています。本市においても感染者の増加は続いており、7月30日から昨日までの感染者数は94人となっています。中でも、8月27日には1日の感染者数がこれまでで最多の17人になるなど、予断を許さない状況が続いています。 第5波の特徴としては、感染力の強いデルタ株により感染経路不明のケースが多く、またマスクを外す家庭内で広がる傾向にあり、若年層を中心に感染が増加する一方で、ワクチンを接種した高年齢層の感染が大きく減少しています。この要因は、高齢者へのワクチン接種効果によるものと考えております。 臼杵市において、65歳以上の高齢者に対するワクチン接種に関しましては、医療機関における個別接種を5月17日から開始し、6月6日から7月24日までの週末には、臼杵・野津両中央公民館において計8回にわたる集団接種を実施し、これまでに92%を超える接種率となっています。 これも、高齢者皆様のご理解はもとより、休日返上で対応いただいた臼杵市医師会などの医療関係者をはじめ、ご協力をいただいた自治会、民生委員など皆様方のお力添えによるものと考えており、改めて感謝申し上げます。 64歳以下の市民に対するワクチン接種に関しましては、まずは優先接種として、6月14日より基礎疾患を有する方への接種を開始し、続いて、保育士、幼稚園教諭、教職員、放課後児童クラブ支援員、さらには高齢者施設、障がい者施設などの従事者などに順次拡大していきました。 また、60歳から64歳の方々には、6月30日に接種券を発送し、個別接種の予約を呼びかけるとともに、7月31日からの週末4回にわたり、臼杵市中央公民館での集団接種も実施しました。 約1万2,000人の対象者がいる12歳から59歳までの一般市民ワクチン接種に関しましては、7月19日に接種券を一斉発送し、7月27日より医療機関での個別接種及び臼杵市中央公民館で実施する集団接種への予約を開始し、接種を進めています。 なお、「もったいないコロナワクチンバンク」を開設し、急な接種予約のキャンセルが出た場合でも、ワクチンを廃棄することなく、他の接種希望者に接種できる体制も構築しています。 これら取組により、9月1日までに1回目のワクチン接種を終えた市民は2万5,159名で、接種率は66.9%となっています。また、2回目接種を終えた市民は2万400名で、接種率は54.2%であります。 感染症の早期収束に向け、引き続き市民の皆様にワクチン接種に関する正確な情報を提供し、より多くの方々へのワクチン接種にご理解いただけるよう全力を挙げて取組を進めてまいります。 また、ワクチン接種後に感染が確認された事例もあることから、接種後においても、引き続きマスク着用などの感染予防対策の継続を積極的に呼びかけてまいります。 次に、コロナウイルスの影響に対する経済活動支援についてご報告いたします。 新型コロナウイルス感染症の影響により、深刻な状況となっている市内事業者を支援するため、昨年の7月と10月の実施に続き、第3弾となる「地域消費喚起プレミアム商品券」の販売を7月12日から行いました。 本事業の実施主体臼杵商工会議所と野津町商工会で、プレミアム率は第1弾、第2弾と同様の25%と過去最大を維持し、発行総額は3億7,862万5,000円であります。 商品券の販売方法は、昨年のご意見を踏まえて改善し、市民の皆様が公平に購入できるよう、往復はがきによる郵便申込販売を中心に、一般販売も併せて実施し、臼杵地域分2万7,000冊は8月1日に、野津地域分3,290冊は7月26日に完売しました。 商品券の利用期間は7月15日から令和4年1月14日までの6か月間で、8月31日までの換金率は、臼杵地域分で47.7%、野津地域分61.7%となっており、残る期間を含め市内消費の喚起と需要拡大に寄与するものと期待しているところです。 以上、新型コロナウイルスに関する対策についてのご報告としますが、本感染症については、100年来のパンデミックであり、命を守るための基盤である医療体制の維持、日常生活社会経済に未曽有の影響を与えています。 ワクチン接種はもとより、一人一人の基本的な感染予防の徹底が何より重要であります。本市としましては、これまで以上に刻々と変化する状況を見据えながら臨機応変に対応し、感染拡大防止市内経済の回復に取り組んでまいります。 次に、今年度の重点事業であります「ユネスコ創造都市ネットワーク」への新規加盟の取組についてですが、既にご報告いたしましたとおり、第一関門の日本ユネスコ国内委員会から、去る6月29日に国内推薦をいただいたところであります。 「ユネスコ食文化創造都市」の認定には、日本ユネスコ国内委員会からの推薦を得るための国内選考会と、創造都市加盟認定を得るためのユネスコによる審査の2つのハードルを越えなければなりませんが、このたび最初のハードルである国内選考会を無事通過し、ユネスコが行う本審査への切符を手にすることができました。 これは、醸造業や郷土料理有機農業への取組など、本市が有する食文化が世界に通用するすばらしい魅力を有しているとの評価であり、大変名誉なことであると感じています。 この推薦を受け、翌6月30日にはパリにあるユネスコ事務局へ直ちに申請し、受理されました。認定の可否結果は10月29日に公表される予定ですが、市としましては、引き続き食文化創造都市の確立に向けた機運醸成を図るため、臼杵市食文化創造都市推進協議会において今年度実施を決定した「ほんまもん農産物・臼杵ん地魚利用拡大プロジェクト」や「臼杵食文化ものがたりプロジェクト」などの事業に取り組んでまいります。 また、現在は、広く本市の取組を広め、臼杵の食文化について、多くの方々に親しみを持っていただけるよう、9月30日まで「臼杵食文化創造都市」のロゴマークを募集しています。これら取組を通じ、本市の食文化の魅力を広めながら、ユネスコ食文化創造都市加盟認定にもつながるよう事業を推進してまいります。 次に、7月1日より、災害時における避難所開設時の混雑情報の配信を開始しました。 これは、台風や大雨等、災害時に開設した避難所の場所情報及び避難所の混雑状況を、専用アプリを使って市公式ホームページ内から確認することができるものであります。 避難所の開設や混雑状況を4段階で可視化し、リアルタイムに情報発信することで、受け取り手である市民は避難場所避難経路の判断が容易になるとともに、より効率的で安全な避難行動につながることが期待されます。また、コロナ禍における避難所での密集・密接を避けるため、「分散避難」にも役立てることができます。 今後は、情報配信の周知を図ることで、より安全な避難所運営につなげていきたいと考えております。 次に、本市における定住人口の増加及び少子化対策として、本年度より「臼杵市新婚世帯結婚祝品贈呈事業」を新設しました。 これは、「いい夫婦」にちなんで、市内で利用できる商品券2万2,000円分を贈呈するもので、7月7日、その第1号となった嶋田健司さん・笙子さんご夫婦へ祝い品の贈呈式を行いました。 嶋田さんご夫婦からは、「新生活のスタートをサポートしてくれる制度は大変うれしい」との感想をいただいたところです。 8月31日までに、7組のご夫婦に祝い品の贈呈を行いましたが、それぞれのご夫婦には長く臼杵市に定住いただき、幸せな家庭を築いていただきたいと願うところであります。 次に、7月27日、「臼杵市人材育成市民連携会議」より大分県教育長に対し、臼杵市の人材育成への理解と配慮を求める要望書を提出しました。 臼杵市人材育成連携会議は、市内の各種団体の代表者の方々に委員として参画いただき、本市の将来を担う人材育成の在り方や、市内高等学校教育環境向上等に向けた取組を実施しており、毎年、県教育長への要望活動を実施しています。 今回の要望では、「臼杵高校募集定員の5学級、200人の確保」「臼杵高校教育内容充実教員配置」「海洋科学高校の新コースの設置及び1学年2学級の確保」のほか、「コロナ対策として県費によるバスの増便運行」等について要望いたしました。 これらの要望に対し、大分県教育長からは、「中学校の卒業予定者の増減や入試の欠員状況等に基づき、全県的な視野に立って慎重に検討し、定員を決定する必要がある」、また「両校の教員配置に関しては、教育活動の円滑な実施に支障がないよう、今後も適切に対応する」との回答のほか、県教育委員会としても、臼杵高校海洋科学高校に対し、地域に根差した魅力ある学校づくりができるよう一層支援をしていきたいとの考えを聞くことができました。 引き続き、本連携会議において、委員から広く意見を聞き、臼杵市に根差した人材育成について検討するとともに、必要な取組を実施してまいります。 次に、7月28日に、臼杵市と太平洋セメント株式会社との間で鉱山開発における進出協定を締結しました。 太平洋セメント株式会社が、大分工場セメント原料用石灰石の確保を目的に、臼杵市東神野地区及び津久見市八戸地区碁盤ヶ岳北部周辺に新規の鉱山開発計画を進めるにあたり、本市において鉱山開発を行うことに関し、円滑な事業推進と地域の発展などを図ることを目的とした進出協定を、匹田 郁市議会議長立会いの下、不死原正文社長と私とで締結したところであります。 新鉱山開発の概要についてですが、集積場を含む開発の全体面積は約274ヘクタール、開発範囲は約206.5ヘクタール、うち臼杵市の開発範囲は約95ヘクタールになります。 年間生産量は約1,200万トンと、将来的には我が国最大規模となる鉱山の開発であります。およそ100年間にわたり事業の継続が可能であると伺っています。 我が国を代表する企業が臼杵市の一員となりますが、太平洋セメントには、市民の信頼が得られるよう努めていただくとともに、市内産業の発展や地域の活性化など、永く共存共栄ができる関係となることを期待しているところです。 次に、8月16日、国宝臼杵石仏において、東京2020パラリンピック臼杵市採火式を行いました。 8月24日に開幕し、9月5日まで熱戦が繰り広げられた東京パラリンピックに関しましては、大分県では、8月12日から16日までの間、県内全市町村参加の下、パラリンピック開会式会場に届ける聖火をそれぞれの自治体で点火する「採火式」を実施しました。 本市では、国宝臼杵石仏古園石仏の前で臼杵支援学校の生徒が参加し、ひも切り式と呼ばれる古代の火おこし道具を使用し、採火しました。 採火した火は、「臼杵石仏の火」として、別府市の太陽の家で開催された「大分県内集火式」において、県内各地で採火された火とともに一つに集められ、「大分県の火」として、出立式を経て、開催都市である東京都へ送り出されたところです。 また、当日は、採火式終了後から15時まで、障がい者支援施設「聖心園」「潔き聖母の家」「大分県立臼杵支援学校」「臼杵市役所」の4か所で採火した火を展示しました。 今回の取組を通して、障がいのある方の社会参加共生社会実現への思い、パラリンピックにかける皆さんの思いを「臼杵石仏の火」として開催都市へ届け、パラリンピック機運醸成に努めることができたものと考えています。 最後に、8月3日に開催した臼杵城下町泊意見交換会についてご報告をいたします。 今年度、「ユネスコ食文化創造都市」認定に向けた取組とともに、「地域資源を生かした産業振興」の重点的な取組の一つとして、「城下町の歴史的資源を活用した城下町泊」の検討に取り組んでいます。 具体的には、稲葉家下屋敷を中心に歴史的建造物宿泊活用を検討し、食や伝統文化自然体験などの体験コンテンツと結びつけて、臼杵に泊まって楽しむ魅力を高め、交流滞在人口を増加させることで、まちのにぎわいや活力につなげる、いわゆる「観光まちづくり」の形成を目指したいと考えています。 城下町泊を実現するためには、歴史的建造物宿泊活用体験コンテンツの作成、事業運営等、多角的な検討が必要であることや、何よりも民業として成立させることが大切であることから、市内関係者の皆様に参加いただき、まず城下町泊に取り組むに至った経緯の説明や、先進事例を学ぶため、「意見交換会」を開催したところです。 意見交換会では、愛媛県大洲市の城泊を手がけるなど、観光まちづくりを実践され、観光庁アドバイザーでもあるバリューマネジメント株式会社社長の他力野 淳氏にアドバイザーとしてリモートで参加いただきました。 他力野氏からは、城下町泊に取り組むにあたって必要な考え方、方向性等を経験に基づいてお話しいただく中で、「文化財の商業的活用を通じて文化財自体を保存する、そういう時代となった。まちの未来に対しての強い思いがまちをつくる。大洲がそうであり、また臼杵にはそのポテンシャルを感じる」とのアドバイスをいただきました。 今回の意見交換会を通じて、城下町泊の目的や官民連携による観光まちづくりのイメージを関係者で共有することができたものと考えており、今後は検討会を重ね、課題を一つ一つ解決しながら、城下町泊の実現に向けて取り組んでいきたいと考えております。 以上で6月定例会以降の市政関連事項についての報告を終わります。 ○議長(匹田郁君) 以上で諸般の報告を終わります。   ----------------------------------- △日程第5 報告第5号から報告第8号 報告 ○議長(匹田郁君) 日程第5、報告第5号から報告第8号についての報告を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま報告を求められました報告第5号から報告第8号につきましてご説明申し上げます。 まず、報告第5号 公益社団法人臼杵環境保全型農林振興公社経営状況を説明する書類の提出につきましては、地方自治法第243条の3第2項の規定により、公益社団法人臼杵環境保全型農林振興公社の令和2年度の決算に関する書類並びに令和3年度の事業計画及び予算に関する書類を提出するものです。 詳細につきましては、本日、本会議終了後に開催されます全員協議会にてご報告申し上げます。 次に、報告第6号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率の算定につきましてご説明申し上げます。 この報告は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、令和2年度決算による健全化判断比率を、監査委員の意見を付して報告するものであります。 詳細につきましては、本日、本会議終了後に開催されます全員協議会にてご説明させていただきます。 次に、報告第7号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく資金不足比率の算定につきましてご説明申し上げます。 先ほどの報告第6号と同様に、財政健全化法に基づき報告するものであります。 報告第6号と同様に、詳細につきましては、本日、本会議終了後に開催されます全員協議会において説明させていただきます。 次に、報告第8号 専決処分の報告につきましてご説明申し上げます。 本年6月8日、午後2時頃、野津市の竹下浄水場において、市職員が入り口にあった倒木の撤去作業をしていたところ、当該倒木が落下し、場内に駐車されていた相手方所有の自動車に当たり、車両前方部を損傷させるという事故が発生しました。 この事故について、被害を受けた方へ深く謝罪し、話合いを行った上で、損害賠償額を20万2,000円とすることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により報告するものであります。 以上で説明を終わります。 ○議長(匹田郁君) 以上で報告第5号から報告第8号についての報告を終わります。   -----------------------------------
    △日程第6 第57号議案 上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(匹田郁君) 日程第6、第57号議案 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第57号議案 専決処分の承認を求めることにつきましてご説明申し上げます。 本議案につきましては、令和3年8月8日から9日にかけての台風9号の大雨による市道・河川・林道及び農業用施設の被災に伴う災害復旧費に係る補正予算であります。市民生活に支障を来し、緊急を要したことから、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したものであります。 この結果、補正予算総額は4,967万1,000円となり、令和3年度一般会計予算総額は213億442万9,000円となりました。 以上で説明を終わりますが、何とぞ議員皆様方のご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(匹田郁君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第57号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、第57号議案については、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第57号議案については、市長提案のとおり承認することにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、第57号議案については、市長提案のとおり承認することに決しました。-------------- △議決結果 --------------     議案番号件名結果第57号議案専決処分の承認を求めることについて(令和3年度臼杵市一般会計補正予算 第5号)原案承認   ----------------------------------- △日程第7 第58号議案から第66号議案 一括上程、説明、陳情等4件報告 ○議長(匹田郁君) 日程第7、第58号議案から第66号議案を一括議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第58号議案から第66号議案までにつきましてご説明申し上げます。 まず、第58号議案 臼杵市税特別措置条例の一部改正につきましては、本年3月31日をもって過疎地域自立促進特別措置法、いわゆる旧過疎法が廃止となり、新たな過疎法として、4月1日から過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法が施行され、引き続き本市が過疎地域に指定されたことに伴い、同法に基づく財政上の支援制度を活用するため、本市における固定資産税の課税免除制度に係る規定等を整備するものであります。 次の第59号議案 臼杵市みんなで取り組む認知症条例の制定につきましてご説明させていただきます。 臼杵市全体で認知症に関する取組を推進し、全ての市民が同じ地域社会の一員として、互いに尊重し、支え合い、認知症になっても安心して暮らせる臼杵市の実現を目指すため、条例を制定するものであります。 これまで本市では、産学官をはじめとする関係機関との連携により、生活習慣と認知症発症の関連性を解明する認知症予防研究事業など、独自の認知症施策に取り組むとともに、認知症の正しい知識の啓発、普及などに様々な取組を推進してまいりました。 今後も、この条例の理念を踏まえ、認知症の人とその家族の視点を重視しながら、認知症の人が尊厳と希望を持って、認知症になっても同じ社会で安心して暮らせる共生のまちづくりを推進してまいります。 次の第60号議案 臼杵市過疎地域持続的発展計画の策定につきましては、先ほど第58号議案の説明の際にも申し上げましたが、新たな過疎法に基づき、引き続き本市が過疎地域に指定されたことから、過疎地域持続的発展計画、いわゆる過疎計画を策定しようとするものであります。 本市としましては、今後も過疎法に基づき、過疎対策事業債や国庫補助事業などの支援措置を活用し、地域における人材の確保・育成、雇用機会の拡充、住民福祉の向上など、過疎地域の持続的発展に関する施策を総合的かつ計画的に推進していく必要があることから、令和3年度から令和7年度までを計画年次とする過疎計画を策定することについて、議会の議決を求めるものであります。 次の第61号議案 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更につきましては、白岩地区は、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づく辺地に適合し、本年3月定例会において白岩辺地の総合整備計画の策定について議決をいただきましたが、新たに、飲用水供給施設の整備に対し、財政上の特別措置の適用を受けるため、当該計画を変更することについて、議会の議決を求めるものであります。 次に、第62号議案 令和2年度臼杵市水道事業会計歳入歳出決算の認定及び第63号議案 令和2年度臼杵市下水道事業会計歳入歳出決算の認定につきましてご説明申し上げます。 令和2年度の水道事業会計の決算は、収益的収支において、旧水道庁舎の処分の影響により7,715万7,236円の当年度純損失となっており、前年度の繰越利益剰余金7億7,876万7,009円を足した7億160万9,773円が当年度未処分利益剰余金となっております。 また、資本的収支につきましては、建設改良費及び企業債償還金が主な支出で、収支不足額2億7,593万6,162円につきましては、過年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税調整額で補填いたしました。 令和2年度中の主な建設改良工事といたしましては、下り松地区の県道臼杵津久見線道路改良に伴う配水管布設替工事のほか、祇園洲柳原線道路改良に伴う配水管移設工事、野津地区伝送装置改修工事等を行いました。 以上が水道事業会計の決算の概要であります。 次に、下水道事業会計につきましては、下水道事業の持続的で安定的な事業運営のため、令和2年度より公共下水道事業等の4事業を一本化し、地方公営企業法を適用した企業会計へ移行しました。 令和2年度の下水道事業会計の決算は、収益的収支において、当年度純利益がゼロ円となり、法適用初年度のため前年度繰越利益剰余金もゼロ円であるため、当年度未処分利益剰余金はゼロ円となっております。 また、資本的収支につきましては、建設改良費及び企業債償還金が主な支出で、収支不足額3億9,342万3,155円につきましては、引継金、当年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税調整額で補填いたしました。 令和2年度中の主な建設改良工事といたしましては、公共下水道狭間第3雨水幹線築造工事のほか、公共下水道市浜汚水枝線築造工事、特定環境保全公共下水道移動脱水車オーバーホール工事等を行いました。 以上が下水道事業会計の決算の概要であります。 今後の経営につきましては、公営企業の原則であります公共性、経済性を基本に、今後も経営の効率化に努めるとともに、水道水の安定供給並びに下水道施設の適切な維持管理に努めてまいります。 次に、第64号議案 令和3年度臼杵市一般会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 本議案につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、停滞している市内経済への対策として、小規模事業者及び漁業者への支援と、現下の状況において大きな影響を受けておられる飲食業等を営む事業者への事業継続支援や、地域経済を守り、立て直すために必要な消費喚起対策に係る経費を計上しております。 まず、歳出のうち、新型コロナウイルス感染症対策に対応する主なものといたしましては、総務費では、朝の通勤通学時に混雑する民間バス・臼三線の密集状態を軽減するための措置として、バスの増便を図り、感染症の拡大防止や公共交通の利用促進を図るための経費を計上しております。 次に、農林水産業費では、新型コロナウイルス感染症の影響により、水揚げ金額が大きく減少している漁業者に対し、事業の継続支援として、燃油費の支援を行うための補助金を計上しております。 次に、商工費では、新型コロナウイルス感染症の影響により、大幅な売上げ減少が続いている小規模事業者等に対して、経営の継続を支援する取組を計上しております。 さらに、新型コロナウイルス感染症の影響により、大幅な売上げ減少が続いている飲食業を中心とする、臼杵の食文化を支えている事業者等に対し、経営の継続を支援する取組に要する経費を計上しております。具体的には、他の自治体との差別化を図るため、臼杵の強みである食文化を前面に打ち出した事業を展開します。 次に、消防費では、新型コロナウイルス感染症が拡大する現下において、救急隊員の感染予防、感染防止対策を強化するため、救急隊の被服や感染防止衣専用の除菌及び菌の繁殖を抑えることができる洗濯乾燥機を整備するための経費を計上しております。 次に、教育費では、新型コロナウイルス感染症の影響により、市内中学2年生の修学旅行先変更により発生するキャンセル料に対して、補助を行うための費用を計上しております。 これら新型コロナウイルス感染症対策関係経費として、補正予算額としましては1億3,941万3,000円を計上しております。 次に、新型コロナウイルス感染症対応以外の主な歳出につきましては、総務費では、旧野津高校跡地を農業の振興や地域振興につながる施設整備を行うため、改修に係る工事費等を計上しております。また、ふるさとづくり事業では、ふるさと納税寄附額の増加に伴う返礼品等に係る経費を計上しております。その他としましては、地方自治法の規定に基づき、令和2年度決算に係る実質収支の2分の1を積み立てる財政調整基金への積立金などを計上しております。 次に、民生費では、本市第8期介護保険事業計画に基づいて公募した認知症高齢者グループホームの新設について、事業者が決定したことから、建設等に対する補助金を計上しております。 次に、衛生費では、上水道が未普及である出羽地区の水源を確保するための施設整備に要する経費を計上しております。 次に、農林水産業費では、戦略品目であるピーマン、カンショ、イチゴ等の生産技術高度化施設等の整備及び産地強化対策に要する費用を助成する補助金を計上しております。 次に、土木費では、東九州自動車道4車線化工事の早期着工・早期完成に向け、本市で確保する必要のある残土処分場設置に係る実施設計等に要する経費を計上しております。 次に、消防費では、防災力の充実強化、大規模災害への備えを進めるため、社会基盤整備・災害支援センター内に備蓄倉庫等の防災設備の整備を行うため、建設に係る経費を計上しております。 次に、教育費では、令和2年度に一斉に整備しました小・中学校タブレット端末について、大分県の指導に基づいて、通信環境を向上させるため、県が新たに整備したタブレット専用回線への切替え及びウイルス対策ソフトの導入に要する経費を計上しております。 以上、今回の補正に要する財源といたしましては、市税、普通交付税、国庫支出金、県支出金、繰越金及び市債などを計上いたしました。 この結果、補正予算総額は8億1,450万2,000円となり、令和3年度一般会計予算総額は221億1,893万1,000円となりました。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、対応が長期化することを念頭に入れ、引き続き市民生活と市内経済の影響に目を配り、全力を挙げて迅速果断に対応してまいりたいと考えております。 つきましては、度重ねてになりますが、今後も状況に応じ、緊急に補正予算を組むことや専決処分をする場合があることについて、議員皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。 次の第65号議案及び第66号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 以上をもちまして、上程されました諸議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重なご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(匹田郁君) 以上で提案者の説明を終わります。 陳情・要望等については、お手元配付のとおり4件が提出されております。 朗読は省略し、報告に代えます。-------------- △陳情・要望等報告 --------------番号件名1号 陳情書   ●「辺野古新基地建設の中止と、普天間基地の沖縄県外・国外移転について国民的議論を行い、憲法に基づき公正かつ民主的に解決するべきとする意見書の採択を求める陳情」の提出について2号 陳情書   ●「核兵器禁止条約への政府の署名と国会の批准を求める意見書」を国の機関に提出することを求める陳情3号 陳情書   ●人道的見地から、沖縄防衛局による「沖縄本島南部からの埋め立て用土砂採取計画」の断念を国に要請すること4号 陳情書   ●令和4年度理科教育設備整備費等補助金予算計上についてのお願い ○議長(匹田郁君) これをもって、本日の日程は全て終了しました。 本日は以上で散会いたします。          午前10時51分 散会   -----------------------------------...